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445話

「もちろんそれだけでは足りない、別に愛撫が必要な部分が飢えるように待ち望んでいる。柔らかな場所からそのおもちゃが離れ、老劉が屈み込んだ時、彼女は小刻みに震えた。来るべきものが、ついに来たのだと悟って。

老劉の目の前、ぼんやりとした蛍光灯の下で、平らで引き締まった下腹部に横向きの薄い傷跡が一筋。彼は興味深げにそれに触れ、尋ねた。

「小雪、これ帝王切開の跡?」

「うん、大きな病院でやったからすごく綺麗で、下着で隠れるし水着着ても大丈夫。おじさん、醜いかな?」

「醜くないよ。小雪の体はどこも綺麗だ」

老劉はさらに下へと探りを入れていく。目に飛び込んできたのは、乱れた艶やかな黒い毛。白い泡沫と...