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438話

普段は可愛らしい美人なのに、酔っぱらうとこんなにも恥ずかしい姿を晒すものだな。彼女がまた何か問題を起こさないか、例えば水を飲むときとか。劉さんは強ちゃんをゆりかごに寝かせると、ベッドの端に座って二人を見守った。

午前四時か五時頃になってようやくベッドの足元で仮眠を取ったが、目を覚ますとベッドには誰もいなかった。既に空が明るく、時計を見ると八時か九時になっていた。小雪がいつベッドから出て、強ちゃんを連れて行ったのか、まったく気づかなかった。

慌ててドアを開けると、小雪が強ちゃんを抱いてバルコニーで笑わせていた。物音に気づいて振り返った彼女の笑顔に、陽の光が特別眩しく当たっていた。そこには喜び...