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405話

「銀念一起、簡単には収まらない。」そんな矢先、階下で彼女が大小の袋を抱えて階段口へ向かうのが目に入った。上がってくるまで三分とかからない。慌てソファに腰を下ろしテレビをつける。下半身の膨らみは明らかで、寝ている小強を抱き上げ膝の上に座らせるしかなかった。

「小強よ、すまないな。お前に恥を隠してもらうことになって」

間もなくドアの鍵が回る音。彼女がドアを開け、玄関に立ち、息を切らしながら言った。「おじさん、ちょっと持ってくれない?手がもう痛くて」

人間の計画など天の配剤には敵わない。老劉は死にたいほど気まずく思いながら言った。「小雪、まずは玄関に置いておきな。後で持ってくるから」

「あ、...