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309話

王青青は驚いて右を見やると、孫さんはまるで何事もなかったかのように、他の数人の同級生とそつなく会話を交わしていた。ただ王青青の方を見た時だけ、邪悪な笑みを浮かべている。そして彼の卑猥な手は、彼女の両脚の間に挟まれたまま悪戯を続けていた。

王青青はまさか食事の席でセクハラに遭うとは思ってもみなかった!

彼女は恥ずかしさと緊張で胸がいっぱいだった。大声で制止したいが、これは先輩が苦労して取り付けたスポンサーだ。この孫社長と関係が悪化すれば、スポンサー契約も吹き飛んでしまう。しかも最近は学校中に自分の噂が広まっている。これ以上騒ぎになれば、また色々な噂話が飛び交うことになる。王青青がそう考えてい...