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253話

見知らぬおじさんの片手がまだ自分の中に入っているのに、この二本の手はどこから来たの?

王青青は恐怖で振り返ると、一人の若い男が銀色の邪な笑みを浮かべて彼女と見知らぬ男の間の狂った行為を見つめながら、大きな両手で彼女の張りつめた胸を強く揉みしだいていた。

「兄貴、彼女をこんなところに連れてきてスリル楽しんでるのに、他人に良いところ取られないか心配じゃないのか」若い男は王青青が中年男性の愛人だと思い込み、スリルを求めて映画館に連れてきたのだろうと、脅しのつもりで一言言って得しようとした。

ところが中年男性は動揺するどころか、ニヤリと口を開いて「俺がそんな若くて可愛い子を連れてくるほど運がいいわ...