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176話

王暁麗は突然目をキラリと光らせ、妖艶な笑みを浮かべると、体をくねらせて劉おじさんの邪な手から逃れ、ベッドから降りて散乱した衣類の山から淡いピンク色のドウェイ・スマートフォンを取り出した。

「あなたの彼氏からね?」ベッドに戻った王暁麗は、微かに振動するスマホを片手に持ちながら、もう片方の手で趙莉莉の丸みを帯びた柔らかさを弄びつつ笑いかけた。

「な、何するつもり…」何かを思い浮かべたのか、趙莉莉は恐怖に目を見開いて王暁麗を見つめた。

「何もするつもりなんてないわよ。ただあなたの電話に出てあげようと思っただけ。私の元カレで、あなたの今カレに、あなたが弄ばれる声を聞かせてあげたいのよ。もし気にし...