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106話

丸半時間が経過し、彼の下からの出血はどんどん増えていったが、なかなか生まれなかった。誰かが彼の腹を押さえつけ、子供を押し出そうとしたが、林讓は苦しげに首を振った。彼の体に残された力はもう首を振るだけだった。林讓はあまりにも痩せすぎていた。

一対の腕が林讓の腹部上方を取り囲み、麺を伸ばすように腹の中の子供を押し下げた。林讓は他人の思うままに扱われる人形のようで、さらに二十分以上も苦しめられた末、紫黒い肉塊が彼の秘部から頭を覗かせた。すぐに誰かが粗暴にその頭部を掴んで引き出した。林讓の体は生理的に震え、白い肌は痛みで真っ赤に染まっていた。

林讓はその子供がまだ生きているという感覚すらなかった。...