Read with BonusRead with Bonus

416話

「病院の護衛から連絡があって、いい知らせだよ。イケメンが目を覚ましたんだ」電話を切って、私は嬉しそうに蕭晓に言った。「先に病院に行こう」

病院に着くと、直接イケメンの病室へ向かった。案の定、彼はベッドで目を開けて横になっていた。点滴を受けながら、私が以前入院した時と同じように、体中に包帯を巻かれていた。

「調子はどう？」私は心配そうに尋ねた。

彼は少し微笑んで、弱々しい声で答えた。「大丈夫だよ。なぜ僕を助けたんだい？」

「そんなの当たり前だろ？」私はつっけんどんに言い、それから馨児の手を取って彼女に言った。「馨児、このおじさんにお礼を言いなさい。この人が助けてくれたから、ママに会えたん...