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394話

「ボディーガードは蘇霊を知らなかったから、彼女を入り口で止めたんだ。俺が入れるよう言わなかったら、入れなかっただろうな」

「どうしてここに?」俺は驚いて彼女を見つめた。くそ、わざわざ小胖に俺がここにいることを蘇霊に言うなと言っておいたのに。今の姿を見たら、誰だって辛くなるだろう。

案の定、蘇霊はベッドに横たわる俺を見つめると、すぐに目が赤くなり、声を震わせた。「どうしてこんな姿になったの…」

彼女の様子に、俺は少し戸惑った。「大丈夫だよ、もう。心配しないで」

「あなたは…あなたは…」涙が彼女の目から流れ落ち、見ていて胸が痛んだ。「こんな状態なのに大丈夫なわけないじゃない」

彼女はベッ...