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250話

「ねえ、僕がいない間に蒋おばさんは彼氏でもできたのかな。こういうものが必要になってるとか…もし大人のおもちゃをプレゼントしたらどうだろう?」

そう考えた瞬間、自分の頬を思いっきり叩いた。はっと我に返る。くそ、何考えてるんだ。そんなもの贈ったら殺されるに決まってる。

もう少し店を見て回っていると、スキンケアショップを見つけた。目が輝く。香水のひとつでもいいかもしれない。そう思って店に入り、何本か試してみた。最後に魅惑的な香りのするものを選んで店を出た。

ショッピングモールを出て十数分歩くと、蒋おばさんの店に着いた。開店したばかりのようで、入ったときはちょうど掃除をしているところだった。

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