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238話

食事の後、気分が晴れなかったので寮に戻りたくなくて、ビリヤード場に行った。久しぶりにビリヤードをやって、気づいたら午後いっぱいそこで過ごしていた。

学校に戻ると、イケメンくんはもう帰っていた。でも相変わらず黙々と本を読んでいて、まるで俺たちが見えないかのようだった。まあ、もう慣れたけどな。

俺も退屈だったので少し本を読んでいたが、夜の十時になって、ようやく蕭晓のことを思い出した。あの子、午後には戻ってくるって言ってなかったっけ?なのに電話一本よこさないなんて。

そこで携帯を取り出して彼女に電話をかけた。しばらく鳴った後にやっと出たが、向こうはとても騒がしく、KTVにいるような音だった。

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