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188話

翻訳：

翌日の朝、私と林夏はホテルを出た。今日はもう出発の日だ。二人でどこかに行くこともなく、彼女には家に帰って荷物をまとめてもらい、後で一緒に駅へ行く約束をした。

家に着くと、母はすでに朝食を作っていた。昨夜どこにいたのか、今日は大学へ行くというのに家でゆっくり休まないのかと聞かれたが、適当な言い訳でやり過ごした。

食事中、母はカードを一枚渡してきた。中には一万元以上あり、学費と生活費を含んでいるから、なくなったらまた言うようにと。

母は私のことを少し寂しく思っているようだった。表には出さないけれど、話す言葉の端々からそれが伝わってきた。初めての遠出だから、学校に着いたら自分をしっか...