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163話

それで返信したんだ。誰なのか聞いたけど、相手は名乗らず「返事をしろ」としか言わなかった。それで頭に来て「てめえの母ちゃんに返事してやるよ、消えろ、うざいんだよ」って言ってやった。

一体誰なんだろう?なんか身近な人な気がするけど、どうしても思い当たらなくて、結局考えるのをやめた。

あっという間に試験の時期になった。この時期、学校も厳しくなってきた。高三の大学入試だからね。俺も真面目に復習していて、試験の時は自分の出来がまあまあだと思った。少なくとも合格点は間違いないだろう。俺の成績は大熊みたいに悪くないからな。

試験が終わると休みに入った。その日、大熊と張明たちはどこかに遊びに行ったらしく...