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983話

楊羽は鼻血を流していた。

そんな時、従姉の声が聞こえてきた。慌てた楊羽は見られたら誤解されると思い、力を入れて自分で立ち上がった。立ち上がってすぐ、入り口に従姉の姿が現れた。

「一人でここに隠れて何してるの?どこかの子と密会してるんじゃないの?」従姉は笑いながら言って、後ろを覗き込んだ。

楊羽は焦った。後ろの女の子はブラまで脱いでいる。これじゃ関係を否定できるはずがない。

「違う違う、ただ座っていただけで、彼女が勝手に脱いだんだ。僕は彼女を知らないんだ」楊羽は思わず白状してしまった。この状況では正直に言うのが一番だと思ったのだ。

従姉は不思議そうな顔で彼を見つめ、少し怒っている様子だっ...