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891話

「この慶事だ。楊羽が面子を立てないわけにはいかないだろう?」飲むなら飲むさ。結果、白酒を一本空けて、楊羽は本当にぼうっとしてきた。

さらに一時間ほど飲み続けさせられ、もう零時になり、ようやく人々はほとんど散会した。後方支援のスタッフだけが宴席の片付けをしている中、楊羽は尿意に耐えかね、裏庭へ行ってトイレの便器に向かって小便を始めた。

口笛を吹きながら用を足していると、何気なく顔を上げた楊羽は、新婚部屋の明かりがまだついているのに気づいた。

そのとき、突然背後に人影が現れた。

「何員外、驚かせないでくださいよ。全く物音一つしなかったじゃないですか」楊羽は黒くて太いものを軽く振って仕舞い、...