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829話

「暑いなら、服を脱いだらどうだ?」楊羽は冗談めかして言った。

「いやよ」李芸熙は答えたが、それほど強い口調ではなかった。楊羽はそれを聞いて、思った。前回従妹のあそこを触った時、あんなに反応が大きかったけど、もう少し進めたら、どうなるだろう?

でも芸熙は前回告白してきたんだよな、好きだと、恋人同士の「好き」だと。恋人同士の好きなら、理論上は親密になれるはずじゃないか?楊羽はそう考えながら、この思考の流れに沿ってもう少し探ってみることにした。

「前に、従兄のことが好きだって言ったよね?」楊羽は尋ねた。

芸熙はうなずいた。

「じゃあ、従兄と親密になりたくないの?」楊羽は更に聞いた。

「え?」芸熙は...