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819話

しかし、董おばさんはそれを見ていて、少し気恥ずかしく思いながら、心の中で「なんて逞しい若者なんだろう」と感じていた。

董琳おばさんは楊羽を部屋へ案内した。部屋はとても居心地が良く、必要なものは全て揃っていた。エアコンもあり、布団も清潔に整えられていたが、この季節ならほとんど掛け布団は必要ないだろう。

蘇雁もシャワーを浴びて、パジャマ姿で楊羽の部屋を訪れた。ただ少し話をして、おやすみを言うためだけに。

「パジャマ姿、すごくセクシーだな」楊羽は部屋に二人きりになったのを確認すると、大胆にからかってみた。

「私は葉琴琴じゃないわよ」蘇雁は返した。自分はまじめな人間であって、葉琴琴のような大胆...