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815話

杨羽は突然ベッドから降り、服とズボンを着始めた。

「何するの?」李雅熙はいとこが何のために服を着直すのか分からなかった。

「もういいよ、お前がそんなに俺のこと嫌いなら、別の場所で寝るわ」と杨羽は言った。

実際、杨羽は本当に少し落ち込んでいた。もし他の女性だったら、この状況ならすぐにベッドに上がって彼女を抱いていただろう。だが相手はまさに自分のいとこだ。もしいとこが本当に自分のことを好きではないのに、自分が彼女を抱いてしまったら、それは彼女を傷つけることになる。他の女性を傷つけるのはまだしも、いとこは身内だ。当然、守り、大事にしなければならない。

「もう十一時よ、どこに行くつもり?近くに...