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771話

「二長老が……二長老がなんと、生ける屍になってしまったのか!」

二長老の姿は恐ろしいものだった。全身が骨と皮だけで、肉はまったくなく、皮膚は黒ずみ、干からびていた。まるで何ヶ月も食事をしていないかのように、アフリカの難民とほとんど変わらない。眼球は飛び出し、電球のように異様に突出している。髪の毛はほとんど抜け落ち、わずかな毛しか残っていなかった。

爪は異常に伸び、歯は鋭く尖り、常に唾液を垂らしていた。人々を見るなり飛びかかってきたが、鎖に繋がれて動けなかった。

この様子は、以前趙蘇が語った先々代の村長・趙偉が死ぬ直前の状態と同じだった。悪霊に取り憑かれたのだ。

二長老の首には十字架のペ...