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764話

杨羽はテントのジッパーを閉め、そっと体を屈めた。横向きに寝るのではなく、張美若の太ももの下に潜り込むように丸まり、できるだけ彼女の肌に触れないよう頭を近づけた。

このテントに入ること自体が盗みを働くようなものだとしたら、今の杨羽はまるで諜報員だ。張美若を起こさずに少しだけ楽しもうというのだから、簡単なことではない。彼女が熟睡しているかどうかも分からない。杨羽はまず試しに、太ももの内側にある下着に鼻を近づけて匂いを嗅いでみた。ほのかに酸味を帯びた独特の香りが鼻をくすぐった。

これが校内一の美女の匂いなのか?それとも処女の香りなのか?

杨羽は思わず上目遣いで見上げた。丸みを帯びた胸は仰向けに...