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749話

「でも、この島には道もなければ、人影も建物も一つもない。山と木、そして水しかないじゃない」

「楊羽、ほんとにここで合ってるの?」李若蓉は自分も騙されたような気分になり、心の中で思った。楊羽は私たち女性を騙してここに連れてきて、監禁して性奴隷にするつもりじゃないよね?

「まさか騙されたのか?」広告に載ってたのはこんなじゃなかったはずだ。あの広告の写真はとても美しかったのに。やっぱり広告は信用できないな、と楊羽は心の中でつぶやいた。彼自身も自信がなかった。この島には彼も来たことがなく、何が起こるか分からない。

小島に閉じ込められる事件は多すぎる。楊羽は空を見上げた。太陽が真上から照りつけている。こ...