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549話

「小さいって何よ、もう十六歳になるんだから。お姉さんなんて、あなたの年頃の時にはもう処女じゃなかったわよ」義姉が口を開いたとたん、うっかり本音を漏らしてしまい、慌てて取り繕って笑った。「あなた、これは兄さんには言わないでね」

白雪はぼんやりと笑った。今は義姉のことなど気にしていなかった。彼女の心はベッドの下にいる楊先生のことでいっぱいだった。

楊羽の両足はすでにしびれ、お尻も冷え切っていた。身動きもできず、音を立てて義姉に見つかるのが怖かった。だが膝をついたままで、あまりにも痛くなってきたので、体勢を変えようとした。その瞬間、足があまりにもしびれていたため、「パン」という音を立てて床板にぶ...