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520話

謝天石はこういう商売が大好きだった。リスクなしで、美味しい汁が吸える。

完璧な話だ!

「楊兄弟はさすが潔い人だな。私はすぐに契約書を用意して送るから、その時は電話で連絡を取ろう」謝天石は有頂天になっていた。まさかこの一件で二倍の金を稼げるとは思ってもいなかった。楊羽からの分と慕容飛からのもう一つの分。これで謝天石は嬉しくて今夜は眠れそうもなかった。

食事の後、楊羽は自ら謝天石を見送った。

「いとこ、話はどうだった?」二妹はどんなことにも特別好奇心旺盛で、急いで尋ねた。彼女が本当に知りたかったのは、いくら稼げるのかということだった。

「すべて順調だよ。明日にでも人を探すか、村長に会って田...