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49話

どれくらい眠っていたのかも、外が明るくなっているかも分からないまま、小美はぼんやりと誰かが自分の太ももを触っているのを感じた。目を開けてみると、なんと楊先生だった。

「楊先生、どうしてここに?もう朝ですか?」

小美の部屋の窓には紙が貼られ、さらにカーテンも引かれていたので透光性が悪く、外が明るくなっていても部屋の中は真っ暗だった。ましてや今日は日曜日である。

楊羽は小美の頬を撫でながら、笑って言った。「まだだよ。もう少し寝ていていいよ。お母さんはもう仕事に出かけたから、楊先生が一緒に寝てあげるよ」

楊羽は半分だけ本当のことを言った。今はだいたい午前五時頃で、鶏が三度鳴いたが、外はまだ暗かった。...