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484話

韓静は起き上がり、壁に寄りかかって電話に出た。「もしもし?」

楊羽はこの状況を見て、これ以上ない絶好のいたずらチャンスだと思った。韓静が電話で話している間は、自分のことに構っている暇なんてないだろう。そう考えながら、少し体を寄せると、後ろから彼女を抱きしめ、再び韓静を自分の腕の中に収めた。ただし、二人ともベッドの上で胡座をかいたままだった。

韓静は振り返って楊羽を鋭く睨みつけたが、その時すでに楊羽の両手はパジャマの中に侵入し、再び彼女の胸を掴んでいた。

韓静は片手で携帯を持って彼氏と話しながら、もう片方の手で必死に楊羽の両手を引き離そうとした。胸から引き剥がそうとしても、どうしても離せな...