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452話

「いたずらばっかり言わないで、表哥。見られたことなんてないわよ」芸熙は頭の中で思い返してみたが、本当に見られたことなんてない。表哥が適当なことを言っているだけだ。

「さあ、お姫様たち、補習の時間だよ。高校に合格できなきゃ、どこにも遊びに行けないぞ」杨羽はそう言った。

そうして補習が始まった。杨羽は考えていた。もし都会の学校に転勤できたら、女子生徒を一人教えることになれば、お金も稼げるし同棲もできる。それは間違いなく素晴らしいだろう。残念ながら、目の前のこの二人の美女は見るだけで触れない存在だ。今日は韓清芳と一戯やろうと思っていたのに、放課後、張美若にしっかり引き止められてしまった。まるで自...