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366話

なぜだろう、初めて授業をサボっているところを見かけられた時から、嫌いになった。生まれつきの反感だ。

人間は、誰からも好かれることなどできない。理由もなく、わけもわからず嫌ってくる人が必ずいるものだ。

浴女村に着くと、みんな嬉々として家に帰り、自慢話をしに行った。楊羽は韓清芳を送ろうとしたが断られ、仕方なく一人で帰ることになった。

本来なら昨日帰るはずだったのに、今日になってしまった。芸熙と叔母さんは心配しているはずなのに、そうではなかった。彼女たちが心配していたのは別の人、李媛熙だった。

楊羽が家に帰ると、芸熙がすぐに駆け寄ってきた。

「いとこ、帰ってきたの。早く二階に行ってお姉ちゃんを見てき...