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36話

杨羽はもう我慢できず、両手でぐっと掴みかかると、たちまち紫舒から大きな喘ぎ声が漏れた。初めて男に触れられる感覚に、口が塞がれたまま強い刺激を受け、紫舒は初めて違う感覚を味わっていた。

丸々三十分以上も続き、最後の一回で、紫舒は死にたい気持ちになった。なんという恥ずかしさ。月曜日、どんな顔で人前に出ればいいというのだろう?

……

翌日、またしても良い天気だった。

田舎の鳥たちはとっくに起きて虫を探していた。太陽がまだ完全に昇りきらないうちから、浴女村全体が春の露の魅力に包まれていた。後ろの山はまだ濃い霧に覆われ、前の山の桃の花は、まるで昨夜の紫舒のように、より一層艶やかに咲いているようだった。

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