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332話

「うん!」

白雪が小さな吐息を漏らした。

杨羽の舌が白雪の口を開いた瞬間、彼女の心は溶けていった。

これが彼女の初めてのキスだった。

目はまだ赤く、泣いた後のようだったが、杨羽の舌が自分の口に入ってきたとたん、その甘美な感覚に白雪はすべてを忘れてしまった。女性の気分が優れないとき、身体で征服すれば、必ず効果的なものだ。

杨羽は白雪が自分に応えてくるのを感じ、さらに情熱的になった。

激しいキスの後、白雪は顔を上げて杨羽を見つめた。口を開いたまま、澄んだ瞳で、まばたきもせずに。

杨羽は突然、白雪の後頭部に添えていた手を持ち上げ、彼女を下に押し下げようとした。

白雪はすぐに首を振った。杨先生が何を意...