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327話

「これは全て、容疑者の横顔の特徴と完全に一致している。間違いないだろう、十中八九だ」楊羽は彼の行動をあの変態の行動と照らし合わせると、行動パターンも時間もすべて完璧に一致していた。

「二長老、前回大長老の部屋を訪ねた時、あそこに大きな木製の十字架があったと思うんですが、それがどこに行ったか知りませんか?」楊羽はあれこれ考えた末、この疑問点だけが残っていた。しかし同じキリスト教徒なら、その十字架を持ち出す方法もあるはずだ。

「それについては分からないな」二長老は答えた。

楊羽と李若蘭は名前と住所を聞いた後、急いで二長老の家を後にし、あの変態の家へと向かった。

「待って、これは警察に任せる...