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282話

李若水は白いタオルで髪を包み、水滴が彼女の背筋を伝って流れ、美しい臀部を経て、深い太腿の間へと続いていく。楊羽はその姿に見惚れていた。

我慢できなくなった楊羽は、突然大股で駆け寄り、後ろから李若水を抱きしめた。

「きゃっ!」

李若水は驚きの声を上げ、同時に恐怖で胸がいっぱいになった。突然後ろから誰かに抱きつかれ、慌てて振りほどこうとする。

しかし楊羽はそんな隙を与えるはずもなく、李若水をしっかりと抱きしめた。

この二人の交わりは一気に成し遂げられ、ほんの数秒とかからなかった。

楊羽と李若水は同時に顔を上げ、向かい合って見つめ合った。

この一目、楊羽は生涯忘れることができないだろう...