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208話

杨羽は下校路を辿り直し、あの分岐点まで来た。ここが普段なら大通りを行くか近道を選ぶかの分かれ目だ。杨羽は従妹が必ず近道を選んだと確信していた。あの時間帯、大通りには多くの人がいて、変質者が手を出す機会などなかったはずだ。

杨羽は小道に沿って歩き続けた。この小道はとても開けていて、人が隠れる場所もなければ、身を隠せる場所もない。もし自分が変質者なら、絶対にこの辺りで犯行に及ぶことはないだろう。杨羽はさらに歩き続け、桃花源と呼ばれる場所にたどり着いた。

「犯行が可能な場所はここしかない」杨羽は独り言を呟いた。アメリカドラマ『クリミナル・マインド』や『CSI：科学捜査班』から学んだわずかな知識を...