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171話

部屋からのあえぎ声が、学校の笑い声に紛れていた。李若水が近づいた時には、特に何も気にせず聞き流していた。家を回り込み、裏庭への通路を歩いていると、やっと静けさを感じ始めた。そして、屋根裏部屋からの声も不思議なことに、ちょうどその時、途絶えていた。

実は、楊琳が人生で初めて絶頂を迎えたところだった。その快感があまりに強く、息が詰まり、声一つ出せないほどだった。

「楊羽?いるの?」李若水は静かに階段を上がり、部屋のドアをコンコンとノックした。

この呼びかけに、部屋の中にいた楊羽と楊琳は魂が抜けるほど驚いた。

楊琳は裸のまま楊羽の上に跨っていた。あの大きなものが体の最も奥深くまで届き、さらに...