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17話

杨羽は白馬の王子様のように颯爽と登場し、一瞬にして女子全員の目を釘付けにした。

杨羽は黒板消しを拾い上げ、教壇に歩み寄り、ティッシュで顔を綺麗に拭いた。怒った様子は微塵も見せず、むしろ微笑みながら言った。「これが新しい担任の先生への歓迎方法なのかな?」

杨羽の微笑みに女子生徒たちはメロメロになり、何人かは思わず涎を垂らしそうになっていた。

「黒板消しを投げたのは私です。罰するなら私を罰してください」

杨羽は声のした方を見ると、後ろの席に立っている女子生徒がいた。さっき授業をサボっていた姬茗だった。彼は言った。「いいよ!じゃあ、罰としてこのリンゴを食べなさい!」そう言いながら、どこからと...