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169話

「長老、ご安心を。私たちは命を懸けて守り抜きます。ただ、この聖なる木は一体何の役に立つのでしょうか?なぜ上の方々は私たちにここでそれを守るよう命じたのでしょう?」もう一人は村の基督教の二長老だったが、多くのことが理解できずにいた。

「いずれ、分かる時が来る。夜になったら、楊羽という者を呼んでくるように」大長老は既に話すのも非常に苦しそうだった。

「楊羽?あの教師のことですか?」二長老はますます困惑した。あの楊先生はキリスト教徒でもないのに、部外者に何を言いつけることがあるというのか?しかし大長老の言葉には従うしかなく、渋々頷くと、部屋を後にした。

部屋の中はキリスト教のポスターが貼り巡ら...