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1641話

「はいはい、今度お邪魔します、今度ね」根書は満面の笑みを浮かべた。

明叔が立ち去ると、根書は水桶を提げて後ろへ向かおうとし、ついでに薪小屋から鋤を一本手に取った。

「あの池の泥まだ掘ってないわよね。杨羽に手伝ってもらったら?」劉欣怡が提案した。

「女のくせに何言ってんだ。杨羽はお客さんだぞ、都会の人間だ。こんな力仕事をさせられるか」根書は厳しく叱りつけた。

こんなに美人の奥さんをもらっておいて大事にしないなんて、何かあればすぐ怒鳴りつける、ただの男尊女卑だ。言いにくいけど、死んでも自業自得だな!と杨羽は心の中で思った。

「根書さん、僕が手伝いましょうか」杨羽は礼儀正しく申し出た。

「いいんだ、...