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1623話

「思小雲はそう言いながら、杨羽のもう片側の布団を確認するために身を翻した。この点からも、思小雲が本当に甥を大切にしていることが窺える。

思小雲が布団を確認しようと身を翻した時、彼女の柔らかな胸が杨羽の顔にぴったりと当たってしまった。

杨羽は叔母の豊かな胸が自分の顔に触れた熱い感触と、かすかに漂う香りをはっきりと感じた。

杨羽が布団をしっかりかけられたことを確認すると、叔母は再び横向きに寝直した。

杨羽は心の中で言いたかった——「叔母さん、寒いなら僕にくっついていいよ、暖かいから」と。

だが、そんな言葉は口に出せなかった。何より自分は裸のままなのだから。

二人は一瞬の気まずさと静寂に包まれた。

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