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1576話

李碧柳おばさんとの別れの後、楊羽はこの件に関わるつもりはなかった。自分は荷物をまとめて一度実家に帰り、それから浴女村へ行くつもりだった。

アパートの下に着くと、大きなテーブルが置かれているのが見えた。その上には香炉が祀られ、黄色い道士の衣装が敷かれ、二つの碗に犬の血が満たされていた。

黄色い道衣を着た道士がそれらしく桃花の剣を振り回していた。

「韻姉さん、何があったんですか？」楊羽は近づいて尋ねた。

韻姉さんは若い既婚女性で、楊羽の大家だ。普段は子供の面倒を見るだけで、特にすることもない。

彼女の夫の実家は立ち退き補償を受けた家庭で、複数の物件を所有し、その一部を賃貸に出している。

義両...