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1469話

「芳芳、一緒に歌おう。その代わり触らせてくれよ」と葉雄が急いで口を挟んだ。

「うるさいわね」と譚芳芳は葉雄を相手にもしなかった。

周りの人たちは大笑いした。

唯一笑えなかったのは陳鷹だった。この女子たちは皆、楊羽に取り入ろうとしている。ただ彼がイケメンだからか?陳鷹はとても面目が立たなかった。自分には陳佳瑩がいるのに、自分の彼女までもがこっそり楊羽を見ていることに気づき、さらに腹が立った。

触らせてくれるのに触らないなんてもったいない。楊羽はマイクを受け取り、譚芳芳はとても嬉しそうだった。

二人は『心雨』という曲を歌った。

歌の途中で、譚芳芳は楊羽に背を向けて彼の太ももの上に座り、楊羽の手を取...