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1453話

「楊羽が言う人脈とは、地下社会のあやしげなコネクションではないぞ」

葉雄はそれを聞くなり、言った。「よし、さっそく用心棒代をとりに行こう」

楊羽は顔を引きつらせ、慌てて引き止めた。「まともなルートだよ。強盗でも用心棒代でもない。それに少しだけじゃなく、大量に必要なんだ」と楊羽は説明した。

楊羽は考えていた。自分が覚えている賭け事といえば、中国代表チームがワールドカップで勝ち進む試合の点数と勝敗くらいだ。その時はひと儲けできるだろうが、まずは元手が必要だ。この学校で金を稼げるものと言えば何があるだろう?限られた売店の他には、校門前の食堂くらいだ。

しかし門前の食堂は少なくないし、ここは学校が集中...