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1388話

「問題があるだけじゃない、大問題だ。あいつには前科がある」と高飛は言った。

「どんな前科?」楊羽は急いで尋ねた。

「死体盗掘だ」と高飛は答えた。

「死体を盗むのと人を食うのはだいぶ違うだろう。それに彼の場合は金目当てだったんじゃないのか?」楊羽はそう言った。彼は同級生の許波がそこまで異常だとは信じられなかった。あまり親しくはなかったが。

「とにかく、もう捜査員を向かわせた。今夜はここに拘留する」と高飛は言った。

警察署にはあまり手がかりがなさそうだと感じた楊羽は、最初の殺人事件の現場を見に行くことにした。最初の事件は賃貸アパートで起きたもので、非常に密閉性が高く、トイレに小さな窓があるだけだ...