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1197話

張おじいさんは首を振り、言った。「卵は非常に巧みに隠されるものでね、私たちにはどこに産み付けられるか全く分からんのだ。現在の医学でもこの種の薬はない。結局、これは細菌やウイルスではないからな。私はこれほど長年研究してきたが、この生き物の駆除方法すら分からん。外殻は鋼鉄のように堅固だ。この個体は、餓死したものだよ」

その言葉に楊羽は恐怖を覚えた。自分が宿主になったのか？活ける屍になってしまうのか？

楊羽は死刑宣告を受けたような気分だった。

「蠱毒を仕掛けた者を見つければ、何か方法があるかもしれないね」燕霊は頭の回転が速く、この蟲蠱は間違いなく楊羽の敵が仕掛けたものだと推測した。

「うむ、...