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67話

「私の書いた詩を鐘紫荷に書き写してもらい、下書きも保管してもらった。

夕方、仕事を終えて鐘紫荷が監房に戻った後、内部監房を出て金苗の寮の前にやってきた。

ここに来たのは金苗を食事に誘うためだ。長い間会っていなかったし、今は関係を保っておく必要がある。

ゆっくりと階段を上がると、廊下には薄着の寝間着姿の女性たちが行き交っていた。

ここは男性が現れることは稀なので、彼女たちの服装も簡素で気ままだ。

彼女たちが露わな肌を隠すこともなく私の目の前に晒す中、私は内心落ち着かない気持ちになった。

彼女たちのプライベートな姿を見て耐えられないというわけではなく、主に彼女たちの鋭い視線があまりにも...