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617話

張姉の話を少しずつ聞いていくうちに、事の成り行きが徐々に分かってきた。

彼女は涙を流し続け、話すペースはゆっくりで、訛りもあって聞き取りにくかった。

だがそれでも、彼女の変化の過程を完全に理解することはできた。

実は、私が警備隊に来たばかりの頃、彼女はただ私が来たことで自分との距離が近くなり、それだけで嬉しく思っていたのだ。

しかしその後、私が横暴な魏大隊を抑え込み、警備隊の主な権限を掌握するようになると、彼女は徐々に私との親しさのおかげで、周りの人間が彼女を恐れ敬うようになったことに気づいた。

以前の彼女は警備隊の中で疎まれる存在だったのに、周りが彼女に取り入ろうとし始め、自分が追...