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58話

「楚監、功績表彰のことについては、私はまだ検討の余地があると思います。この件は、また後ほど相談しましょうか」

私は思いもしなかった。蘇科長が驚きから落ち着きを取り戻した後、楚監に向かって最初に言った言葉がこのようなものだったとは。

上司が下した決定に対して、これだけの人の前で直接異議を唱え、改めて協議したいと言うなんて、一体どういうつもりだろう?

私は視線を楚監の穏やかな顔に向け、彼女の反応を待った。

楚監は私の方を一瞥し、私が彼女を見ていることに気づくと、再び蘇科長の方を向いて言った。「協議することなど何もありません。私の言った通りにすればいいのです」

「でも、私たちの女子刑務所で...