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48話

孟麗彤の問いかけに、私はびくりと体を震わせた。

さっき「暇だから」という言葉を口にしてしまったが、それが彼女に突っ込まれる隙を与えてしまったようだ。

合理的な説明をしなければ、わざわざ彼女に絡みに来たと疑われかねない。

私は彼女に笑いかけて言った。「実は少し用事があって来たんだ。正直言うと、孟隊長に助けてもらいたいことがあるんだ」

助けを求める言葉を聞いて、孟麗彤の笑顔は随分と自然になった。しかし、その笑みの中に私は一種の「他人の不幸は蜜の味」といった感情を見た。

「ふふ、林陽、言ったでしょ。同じ部署なんだから、そんなに堅苦しくしなくていいって。孟隊長なんて呼ばれると違和感...