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455話

その若者はここを見て、素早く近寄ってきた。

「林兄さん、あなたは俺たちのリーダーなのに、どうして自分で手を動かすんですか？横で休んでいてください、僕がやります」と彼は少し慌てた様子で連続して言った。

くそ、俺は彼を斜めに一瞥した。

このガキは空気が読めなさすぎだろ。今の俺の意図が分からないのか？

「前に行け、ここで邪魔するつもりか？」

若者は一瞬固まり、俺と鐘紫荷の顔を見比べて、何かを悟ったようだった。口を尖らせると、さっさと外へ走り去った。

こいつ、見た目は機敏そうなのに、俺に向かって口を尖らせるとは。これはただの空気の読めないバカということだ。

若者が出て行くのを見て、鐘紫荷は少し微笑んだ...