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382話

私は車を運転し、すぐに古い住宅街に入った。

この住宅団地は定川ではごく普通のもので、外観からは相当古びて見え、おそらく50年代か60年代の建物だろう。

建物の外壁はむき出しの赤レンガで、かつての典型的な長屋タイプの集合住宅だ。時代の流れとともに、こういった古い建築物は今ではめっきり見かけなくなった。

そして曾禄の家は、まさにこの団地の中にあるのだ。

電話で彼に何度も確認しなかったら、曾禄がこんな場所に住んでいるなんて到底信じられなかっただろう。

彼は今や満通江配下のすべての事業を取り仕切っており、一方の大物と呼んでも差し支えない。

彼が管理している資産は、私や白画龍が軽々しく推し量...