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371話

金苗は私の腕をきつく掴み、恐怖のあまりほとんど足が前に進まない状態だった。

私はゆっくりと彼女の手を引き、冷静に向こうの路地へと歩いていく。

十数人のチンピラたちが太った男を取り囲み、同時に三人の女と二人の子供を守るように、私と金苗の歩みを牽制しながら、その小路へと誘導していった。

路地は大通りよりずっと閑散としていて、元々そこを行き来していた数人も、太った男たちを一目見るなり、一刻の猶予もなく急いで避けていった。

彼らは私と金苗を路地に追い込み、顔には軽蔑と得意の表情を浮かべている。あの太った少年までもが今は少し傲慢になっていた。

なるほど、六、七歳の子供が大通りであんな...