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370話

私が金苗から執行勤務の手伝いに来てほしいと言われた時、記録装置を持ち出そうとは思っていなかった。

ただ面白そうだと思い、オフィスに置いておくだけならもったいないので、見せびらかすつもりで持ち出したのだ。まさかこんな何気ない行動が、決定的な瞬間に大いに役立つとは思いもしなかった。

老警部長は記録装置を手に取り、いくつかボタンを操作して、事件が発生した時の映像を再生した。

三人の女たちは最初、私と金苗に対してずっと軽蔑の目を向けていたが、今、映像が出てくるのを見て、彼女たちの顔色が曇った。

記録装置に映し出された映像は非常に鮮明で、彼女たちの醜い態度がそのまま露呈していた。

あの子供が乱...